私の「脱ステロイド開始から現在まで」の概要①

4月、これから少しずつステロイドの使用を減らしていくことになり、段階的な減薬を指示される。
ステロイド軟膏の使用量を減らし、セレスタミンを飲む回数を減らしていく。しかし、そうするとすぐに皮疹が現れ始める。前腕と膝から下が湿疹だらけになる。足の甲とくるぶしが紫色に晴れ上がり、皮膚が剥がれ続ける。身体中のいたるところから滲出液が出る。特に首周辺、腰、すね、足の甲がひどい。右手の薬指がガサガサになる。顔が真っ赤に腫れ上がる。かゆみで明け方まで寝付けない日が続く。

5月、クリニックへ行く度に、再びステロイド軟膏を塗る量を増やして、一旦完全に症状を抑えることを勧められる。しかし、それではいつまでもステロイドの使用を止めることができないと考え、多少皮疹が現れても、段階的にステロイド軟膏の使用量を減らしいくことにする。
リバウンドの症状は続いているものの、ピークは過ぎてある程度落ち着き始めたように感じる。2月半ばに会社を退職していたが、個人事業主として仕事を再開することにする。
下旬、常駐型フリーランスとして、企業へ通い働き始める。

6月、リバウンドはある程度落ち着いてきたと思っていたが、環境の変化によるストレスからか、再び悪化が始まる。
ものすごい量の落屑。特に前腕と下半身がひどい。また、涙が止まらなくなる。眼科を受診すると、これもリバウンドの症状の一つと伝えられる。顔の皮膚が突っ張ってまぶたが動きにくいことも原因の一つということらしい。充血もひどいので、ステロイド入りの点眼剤とアレルギー用の点眼剤を処方される。
全身の皮膚が真っ赤に腫れ上がり、紅皮症へ発展する。脚のむくみがひどく、歩く痛い。脚のどこを引っ掻いても滲出液が出てくる。太もものリンパ節が膨れ上がって硬くなっている。
顔の赤みはプロトピック軟膏を塗ると治るが、止めるとすぐに元に戻る。
クリニックの院長からはブリーチバス療法(漂白剤を入れたお風呂に浸かる治療法)を指示される。このときは哺乳瓶の消毒に使われるミルトンを使用するように伝えられる。試してみると、ある程度はかゆみは抑えられる。しかし、劇的に回復するというほどではなかった。2.3週間続けてみたところで、常在菌まで殺してしまうのは良くないのではないかと気になり、止める。

7月上旬のある日、夕食後に寒気と吐き気に襲われる。夕食をすべて戻してしまう。熱を測ると40℃近い高熱。翌日、仕事を休んで内科・アレルギー科の統合医療系のクリニックを受診。高熱もステロイドのリバウンドの症状という診断結果。太もものリンパ節の腫れも、リバウンドのため、身体が様々な細菌と戦っている(この症状が敗血症と呼ばれるものだということは、後に自分で調べて知る)ためだという。ステロイドの内服の量を増やすことになる。ステロイド剤のプレドニン錠5mgを一日3回、抗ヒスタミン剤のアタラックス-Pカプセル25mgを寝る前に1錠、頓服でアレグラを内服していくことになる。また、強力ミノファーゲンシーとビタミン剤の点滴を受ける。
クリニックへ行く前日は入浴しなかったので、病院へ行って戻ってきて風呂に入るまでの間、なにか一枚余分に衣類を纏っているような感覚になるほど、全身ががさがさになっていた。
高熱は3日ほどで治まった。

へ続く