7月中旬、土踏まずがかゆくなり、水泡が現れ始める。徐々に水泡が現れる範囲が拡大し、足の裏全面に水泡ができた。続いて手のひらも同じ状態になる。いわゆる掌蹠膿疱症と似た症状。掌蹠膿疱症はビオチンの摂取で治癒するという情報を基に、ビオチンのサプリを飲み始める。ビオチンの効果だったのかはわからないが、徐々に水泡が縮み始め、足の裏と手のひら全面が角化し、少しずつ剥がれて治った。
プレドニンの内服の効果か、症状が徐々に落ち着きはじめる。かゆみで寝付きが悪い日は減り始める。プレドニン錠5mgは少しすると一日2回、また少しすると一日1回と減らしていった。しかし、特に炎症がひどい足首や上腕などの症状は軽くなったものの、炎症の強い範囲は拡大し続けた。落屑の範囲もそれに同時に拡大していた。また、ふくらはぎに結節性痒疹が現れる。
夏の間はずっと汗をかいたところが猛烈にかゆくなっていた。汗をかいた場所はどこでもかゆくなるが、特に背中や脇腹、足の指がかゆみが強い。
一ヶ月に一度程度、血液検査を受けていた。アレルギー反応に関連する好酸球の数値が高いので、正常値に下がるまでプレドニンの内服を続けるという。好酸球を下げるにはステロイドを使用する以外にないと伝えられ、抵抗はあるが仕方なく従った。最初のうちは順調に数値が下がっていたが、3.4ヶ月後の検査では再び好酸球値が上がってしまった。
10月頃、手の甲と指にしわと光沢が増え始めたことが気になり、クリニックの先生に相談する。手のむくみが取れたからしわになったのだと説明される。しかし、それだけで光沢は現れないのではないかと思い、腑に落ちなかった。
④へ続く
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