これからさらにいくつか自分が試した中で、効果的だと感じた治療法を紹介していきますが、栄養療法やサプリメントについては別の機会で触れようかと思っています。というのも、自分が試してみた中で、効果があったのではないかとは思っても、絶対に効果があったと断言できるものがほぼ無いからです。

特にステロイドのリバウンドの場合、個人差は大きいが、多く場合は時間の経過とともに症状は落ち着いていくものと、深谷医師や多くの脱ステロイド医の方々は説明しています。

使用の前後であきらかに大きな変化があったのであれば、人に勧めてみてもよいかと思えるのですが、少し改善されたという程度のものだと、単に時間の経過による回復だった可能性もあると思ってしまいます。

それでもあらゆる条件を揃えた対象を比較し、結果が疑似相関とならないよう充分に注意したうえで有意差が認められたものであれば勧められるのですが、ステロイドのリバウンドに対しての有効性となると、かなり証明は難しいと思われます。まず、リバウンドの症状の出やすさに大きな個人差があり、その要因が何なのかはっきりとはわかっていません。これでは条件を揃えた比較が困難です。

しかし、栄養療法やサプリメントの使用が無駄だと考えている訳ではありません。有効性の証明が難しいだけで、理論的には有効であると考えられるもあります。それらはまた別の項で触れようかと思います。