私の経験から考えた最適な脱ステロイド法①

私の経験から考えた最適な脱ステロイド法②

私の経験から考えた最適な脱ステロイド法 ③

私の経験から考えた最適な脱ステロイド法についての補足

ここまでご紹介してきた脱ステロイド法について、まとめてみます。

元々アトピーだった方は、脱ステロイド後にアトピーを治療しなければ、皮膚炎は完治しないでしょう。そのためには、生活の見直しが必要になると思います。

しかし、ステロイド外用剤依存に関しては、大きく個人差はあれど、時間が経てば収まるようです(数ヶ月の場合もあれば、5年、10年という場合もあるようです)。

副腎皮質ホルモン(コルチコステロイド)は、副腎だけではなく、皮膚でも産生されます。依存状態から回復するまでには、副腎機能は早い段階で回復しても、皮膚での副腎皮質ホルモン産生能力が回復するまでには時間がかかる場合が多いようです。しかし、時間が経過すれば自然と回復していくようですので、それまでの間、衰えている抗炎症能力をなにかで補うか、活性酸素や有害ミネラルなどの炎症を起こす原因となるものを、身体に貯めないということが、辛いリバウンドの症状を乗り切るポイントになると思います。

これまでに、私が実際に試したうえで勧められる脱ステロイド法として
①強力ミノファーゲンシー
②コラーゲンマシン
③水素風呂

を紹介してきました。

強力ミノファーゲンシーに含まれるグリチルリチン酸は、生得的なコルチゾールの活性状態を持続させるため、人体の抗炎症能力を高めます。

コラーゲンマシンは、体内の抗酸化物質の産生を促進させます。

水素風呂は、活性酸素の酸化力を中和します。

これらの助けを借りれば、激しい炎症が起こるリバウンドの時期をある程度は楽に過ごすことができるのではないでしょうか。

また、充分な栄養を補給し、治癒力を高めることも、早い回復につながるでしょう。私は特に物理学者、三石巌氏の「メガビタミン健康法」を参考にしました。三石氏の理論のすべてが納得できるものではないのですが、「メガビタミン健康法」はビタミンに関する基本的な理解に役立ちました。リバウンドが起きている間は、浸出液や落屑でタンパク質を多く消耗するため、多めのタンパク質の摂取を勧める脱ステロイド医は多いようです。しかし三石氏は著書『医学常識はウソだらけ』の中で「人間の体を形成するタンパク質は10万個あり、それぞれの種類を作る能力には個体差がある。また、タンパク質を合成する酵素のためにはビタミンが協同因子として必要である」と説明しています。タンパク質の種類によって合成に必要となるビタミンは異なるため、特定のビタミンだけでなく、すべてのビタミンを充分に摂取することが勧められています。タンパク質だけでなく、ビタミンもバランス良く充分に摂取することを心掛けると良いと思います。

脱保湿については、実行しても無理なく生活できる方は実践しても良いでしょうし、難しい方は無理にする必要はないと思います。

豊富温泉での湯治も勧められるものでしたが、ある程度お金と時間が必要になるため、行ける方は限られるでしょう。そういった事情から、特別勧める方法としては挙げませんでした。しかし、効果は実感できるものでした。体験レポート記事はこちらです。

特に、実体験から考えて強く勧められる方法は三つでしたが、試してみても良いのではないかと思える方法は他にもあります。それについても、今後、少しづつ書いてみようかと思います。